アイワナビーユアドッグ

夢は既に終わったものもあるけどね

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宇宙に行って自撮りがしたい2

配信みて、うまく言葉にできないのだけどすごくふるえてどうしてもなにか書いておきたくなったので書く。


あたしが好きになったときの涼はまだ"涼さま"だった。いつかジャニィズという王国の統治者のひとりになるべきひと。それはおおげさにしても、そのきらきらした輝きはグループの顔としてみんなを引っ張っていくひとのもので、あたしはそれが誇らしく、勝手にいろんな華々しい未来を思い描いた。
だけどあたしがどんどん好きな気持ちに溺れていくのと比例するように、涼は"涼さま"じゃなくなっていった。ほかのグループやまわりの子がどんどん仕事を獲得していく、それと比べて焦りばかりが増し始めた。悪い子なのではなくただアピールが下手で不器用だったり、集中力が足りなかったりするだけ。そうわかってるからこそほかの子たちがどんどん先に進んでいくのも納得できてしまう気がして、贅沢なことではあるけれども想像した未来にあまり近づけていないことが、いつしか少しずつあたしの身体を重くした。
アイドルとしての好きと異性としての好きがなるべく一対一、もしくは前者のほうが多いのが自分の理想で、最初はそれがうまくいってた。たまーに涼さまをみにいくだけで心が落ち着く♪とおもってた。そのはずだったのに、気づくと涼はあたしの生活のあらゆる場所に浸食していて、あたしは好きな気持ちで息ができなくなって涼のことを考えるとむしろ苦しくなった。あまりにも生身の涼を好きになりすぎた。他人なのに。
、、、涼は自分の好きなことしかがんばれない子で、それを悪く言うひとたちの気持ちも理解できた。年齢が重なっていくごとに、涼は圧倒的な一番星じゃなくそのへんのちょっと推されてるジュニアのひとりでしかないという現実を目の前に突きつけられてる気がして、でもやっぱりそんなの直視できなくてしたくもなくて目を背け続けた。おやすみから戻ってきたとき、これでもう一生スターにはなれないという悲しみと同じくらい、これ以上競争の場に上がらなくていいと思ってほっとする気持ちがあった。言い方悪いけど、今後個人仕事こなくてもそれはまぁそうだよねって納得できる言い訳ができたみたいな。諦めとか負け惜しみとかじゃなくて、あたしはほんとうに、涼がただそこにいてくれるだけでよくてそれ以上は望まないと思ったし、ほかの4人、、、いやまあ3人かもしれないけど、、、がたくさん外仕事でがんばってくれれば結果的にグループの仕事も増えるだろうから、前はしょうじき羨ましくて嫉ましくてしかたなかったけど、いまはほかの子の仕事が決まったら素直にうれしいなと思えるようになったの。
でも一昨日の配信をみてあたしやっぱりかんちがいしてたとはっとした。涼がこんなとこで終わる人間なわけがなかった。涼は現場でみるとわりと人間味あふれるというか、、けっこうしょうもないとこもあってまぁそこが魅力でもあるんだけど、ひさしぶりに、ほんっとうにひさしぶりに、圧倒的なアイドルの"涼さま"をみた気がした。だからみんなが外で活躍してるのを悔しいと思う気持ちが、ちょっとだけまた湧いてきた。それがいいのか悪いのかは自分でもわからないけど。
いままでもほんとに数度だけど、"涼さま"が戻ってきた!と感じる瞬間はじつはあってでもそれは涼じゃなくて涼さまだったというか、ありえたかもしれない並行世界の涼さまがたまたまその時間だけ現出してるみたいな……うまく言えないんだけど。だけどね、配信のときの涼は涼なんだけど同時に涼さまだったの。ばかであほでしょうもないことばっかりして、でも愚直で律儀で不器用な涼のまま、気高くて優しくて孤高の涼さまも同じ人間として存在してたの、、、なに言ってる不明すぎるけど。
数年前の映像をみるともうこんなひとはどこにもいないと悲しくて泣きたくなるからあまりみないようにすらしてたし、"涼さま"の幻影を追い求めるのは涼にとってもあたしにとってもよくないと思ってた。けど、そういう自分もいていいんだよと肯定された気がしたし、涼は全然あたしの想像してたよりももっともっとたくさんのことを飲み込んで大きな存在になっていってるんだなと気づかされた。。これがひょっとしてアウフヘーベン?ってやつですか?(ぜったい違う) ほんとうにあらゆる意味でとってもとってもかっこいい、唯一無二の特別な男の子。
好きになったとき、それが運命と思える子じゃなければ担当なんてなのりたくないと思ってた。それからいままでのあいだに、そのときには全然想像もしてなかったような、一方的にだけど運命的と感じられるようなできごとがたくさんあった。だから涼を好きになったことはやっぱりあたしにとってなにもまちがってなかった。みんなが納得する"正解"を選べないことがいまだにコンプレックスだし、じゃにおた的な正解ではないのかもしれないけどあたしは涼を好きでいることしか選べないし選びたくないし、たとえ人生をやりなおせるとしてもまた涼のファンになってしまうとおもう。
あたりまえだけど涼自身も時間とともにどんどん変わっていくし、あたしの好きのかたちも変化していくけれど、その内訳がどうであれただただあたしが涼を好きだという気持ちだけは変わらずにみうしなわずにいたいな。でもそんな心配もいらないのかもしれない。だって涼はあたしの運命のひとだから。なんてね!