アイワナビーユアドッグ

夢は既に終わったものもあるけどね

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2020年9月10日

が、もうすぐ終わろうとしてる。ばかみたいとは思いつつも、そっと胸をなでおろす。
真実がどうであったかなど、知る由もないしどうでもいいこと。そもそも、"真実"などある程度どうにでも作り出せる。事実として存在してるのは、涼が活動を自粛させられていた時期があるということ。それもはやく時間が経ってただの歴史上の一項目になってしまえばいいのにと思う。
ときにあたしたちおたくはステージの裏側まで"物語"としてしゃぶりつくすことを求めてしまう。けれど裏側はみえないから裏側なのであって、たとえそれが映像やだれかの発言によってかいまみられたとしてもその時点でショーアップされてしまっている。だれかの意図によって拡大されたキャッチーで飛びつきやすい"裏話"が良くも悪くも印象を左右する。ほんとうに大事なのは表側にあるステージの上での姿のはずなのに。
そんな一過性の時流に乗ってだれかを褒めたり叩いたりすることなどだれでもできる。まさにそれによって涼の存在を世界から抹殺した者どもが今度はそれを忘れたかのように涼のことを褒め讃える。自分の言葉を失うことがおたくなのだとしたら、あたしはおたくでなくていい。

家族や友達ですら、永遠に添い遂げることなどほとんどは不可能だろう。いわんやなんの繋がりもない他人などいつまでそこにいるかもわからない。だから一生好きとか、そういう無責任なことは言えない。けれど確かなことは、あたしの世界は涼が進むとともに動き、涼が歩みを止めれば止まる。だから、涼が表舞台に生還することができて、涼のいない世界からあたしが無事に脱出することができて、ほんとうによかった。せめて一秒でも長くこの穏やかな世界が維持されますように。