アイワナビーユアドッグ

夢は既に終わったものもあるけどね

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MURDER for Two

2人で13役?ときいていたからそれぞれが6,7役ずつやるのかと最初思い込んでたんだけど、先週くらいに海宝くんは役変わらないと知ってえっじゃあ坂本くんが12役やるのか!とびっくりかつ期待を高めて行きました。きょうは2階だったのだけど前に藤ヶ谷さんの舞台で行ったときは1階だったので、そのときの印象よりもずっと狭く感じたのふしぎ。なんなら2階のほうがみやすい説あるな。。
さすがにいくら坂本くんでも12人なんて〜?としょうじき思っていたんだけどちゃんと12人(いや、アーサーも一瞬いたから13人?)いたのすごかった……! しかもそれでふつうに会話するからどんどん役が切り替わっていくのにちゃんと成立してるのがすごすぎた。小道具の印象ももちろんあるんだけど、役が変わると顔つきもちょっと変わってみえるのが不思議。やかましい中年カップルとか少年合唱団とかほんとこのひとどうなってるんだ???
登場人物ではあるけど演じられてはいないルーが犯人なのはミステリとしてはまあそうだよねっていうか、むしろルーをどっちも演じてないことがちゃんと伏線になってると思うんだけど、逆にルーを演じる人間が存在してないからこそルーが存在してないという深読みもできるのかもしれない。刑事になったのもぜんぶマーカスの妄想かもしれないしな。。。それ以外にも細かいところで一人複数役やっていることを生かしたメタなやりとりがいくつかあってふふっとなった。
ただこのさじ加減ってすごく難しいと思っていて、内容とは全然関係ないんだけどわたし第四の壁を壊す演出がほんとに嫌いで一気に冷めてしまうのでそこで急に現実から引き戻されてしまった気分になった、、、。実験小説とか好きなくせになに言ってるの?って感じなんだけど、携帯が鳴って客席に怒るのはまだいいとしてもそこで本人に戻っちゃうのが、むしろファンサーヴィスなんだろうけどなんかうーん……となってしまった。まあこれはたぶん自分に合わないというだけです。
ともかく、坂本くんとってもかっこよかったしすてきだった! 歌も踊りも存分に堪能できたし。喋り声だけじゃなく歌声もあんなに変わるのすごすぎる! でもほんとにすっごくすてきだったのだけど、自分にとっては理性の範囲内でのかっこよさだったのでそれが自担とそうでないひとを分けるものなのかなと思いました。。よしひこさまはアド街ですら頭バグる。。。。。